ISO更新審査とは?維持審査との違いや審査の流れを解説!
ISO認証取得を無事にしたあと、審査がたびたび行われます。専門的な内容のため、質問項目や、気をつける点、準備すべきものが分からず、とても不安になるでしょう。次回も更新したい場合は、審査の目的や内容を理解する必要があります。ここでは、ISOの審査について詳しく解説します。知識をつけて、万全の体制でのぞみましょう。
ISO更新審査とは
ISO認証取得後に、3年ごとに行う審査を指します。3年経過しても、理想的なマネジメントシステムが稼働しているか、規格に沿った状態を維持しているかを確認する作業です。時間が経つにつれて、改善点は発生するので、そこに対する有効な取りくみをしているかが、更新のカギとなります。
維持審査との違い
審査は数種類あり、目的が変わります。ここでは維持審査と更新審査の違いを解説しましょう。
維持審査とは
1年に1~2回行う審査です。登録審査時の50~60%ほどの項目をチェックします。小規模な審査ですが、認証取得後に、適合した状態が継続しているかを確認します。
更新審査とは
維持審査とは異なり、登録審査のような細かい項目をチェックします。この審査は3年間まとめた期間を対象とし、更新に問題がないかを確認することが目的です。また、審査で指摘があれば、是正措置を受けます。至急改善できる場合は更新となりますが、できない場合は不合格となります。
ISO更新審査の目的
更新審査の目的は、信頼維持のためです。ISO認証取得をした製品やサービスは、継続的に安心して利用できなければなりません。そのため、つねに維持改善が必要です。期間中3年もたつとさまざまなことが影響し、最善をキープすることが難しくなります。そこで、審査のチェックが必要です。柔軟な対応ができることは、信頼を証明できます。
ISO更新審査の項目
審査は「維持改善がつねに行われている」という点を、第一にしています。さまざまな要因にそって、具体的な対策がされ、データにのこしているかが重要です。ここでは、注意すべき審査の項目について解説します。
外部環境の影響で変化するビジネス方針
政治・経済・天災・物価・流行、または同業ほか社の動向など、世の中はつねに変動しています。そのため、一度決定したビジネス方針も、定期的に見直しが必要です。経営陣はつねにそれらを分析し、柔軟な対応をし、各部署へ共有しなければなりません。
また、各部署は経営陣の方針のもと、目的をもち計画立案をします。審査は、3年間の動向・推移を確認するので、データを準備しましょう。方針を変更した理由・目標値・取りくみ・最終結果・次回の改善点などを、部署ごとにも、まとめる必要があります。
内部課題による方針の変更
社内環境も、審査対象になります。理由としては、勤務しやすい環境にすることで、従業員の能力発揮を促進し、製品・サービスの向上に影響するからです。とくに、給与・勤務時間・健康状態・休暇・手当など。心身ともに健康であり、生活を維持できることが、理想とされます。
これらが、不充分であれば、欠勤や退職者が続出してしまい、業務トラブルの元となります。従業員管理は、とても重要な項目です。審査では、人事方針・教育・福利厚生など、経営方針に紐づけた、取りくみの具体的説明をしましょう。
方針共有の記録
外部環境・内部課題により、定期的に方針が変更されます。経営陣はその都度、各部署へ共有・説得する必要があります。その際、分析したうえでの課題・目標値まで指示をします。ここまでが、方針変更時に経営陣がやるべきことです。伝える内容は、改善点はもちろんですが、よかった点や今後活かせる点も共有しましょう。
そこで、各部署が的確な取りくみを立案することで、方針は浸透しているとされます。会議・研修などの記録をしておくとよいでしょう。最低3年間の傾向を、提示できると安心です。
3年間の分析と目標値
3年前の目標にたいしての結果、また分析できたことを質問されます。とくに、目標値自体が的確だったかはポイントとなります。たとえば、経営方針にあっていたか、各期に前期の振りかえりをもとにたてた数値か、目標未達成のとき適切な修正がされているかなど。目標値が大幅にぶれてしまっては、達成・未達成どちらにしても、企業の能力値が判断できません。目標設定の根拠を答えられるようにしましょう。
内部監査の結果
内部監査は、毎年1回必須とされているので、結果の提出をしましょう。また、定期検査で指摘をうけた場合、取りくみの報告もします。
ISO規格への適合状況
ISO認証取得によって、混乱や負荷が起き、ルール通りの業務が行われていない場合も懸念されます。定期審査でもチェックされますが、きちんとルールの運用がされているかの確認をしましょう。
まとめ
ISO更新審査はとても専門的な内容です。基本的に、コミュニケーションを取りあい、問題にたいするポジティブな働きを、全員がしていれば問題ありません。しかし、素人だけの知識では、とても不安になるでしょう。対策としては、取得コンサルタントを利用し、審査の立ち合いを依頼することです。きちんと、対応してもらえるのでとても安心です。難易度が高く感じますが、企業の価値が上がるので、ぜひISO更新をめざしましょう。
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引用元:https://activation-service.jp/iso/lp/少数精鋭企業から上場企業まで幅広い顧客にきめ細かなサービスを提供 ISOプロは、国内マーケティング調査で、3部門においてNo. 1になっているほどの実力企業です。まず管理職以上の人材が選ぶコンサルティング会社として一位、また企業信頼度という分野や、企業に合わせたISO取得に強い会社ということでも最上位に選ばれました。顧客が100%の生産性で本事業に専念できるように、事業者および担当者がISOにかける作業量を80%削減する代行サービスを供給しています。単に代行するのではなく顧客の事業拡大を助けるISOシステム構築のために、顧客の会社の現状をしっかりとヒアリングで把握し、もっとも適したマニュアルが制作されるでしょう。
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