食品安全を保証する「ISO22000」についてわかりやすく解説

公開日:2023/09/15   最終更新日:2023/10/27

ISO22000

「ISO22000」とは、食品安全を確保するための国際規格です。本記事では、ISO22000の重要性や基本原則、認証プロセスなどをわかりやすく解説します。食品の製造や供給に携わる人々にとって、ISO22000は欠かせないもので、消費者の安心感につながります。食品安全に興味がある方々に役立つ情報をお届けします。

まずは「ISO22000」についてわかりやすく解説

ISO22000は、国際標準化機構(International Organization for Standardization)が策定した食品安全の規格で、別名「FSMS(Food Safety Management System)」とも呼ばれます。

この規格は、マネジメントシステム(経営のしくみ)とHACCP(危害要因分析と重要管理点)から構成され、食品事故のリスクを低減し再発防止を目指す仕組みです。ISO22000認証を取得することで、企業は食品安全に対する取り組みを確実に実施していることをアピールでき、消費者に信頼感を提供します。

ISO22000認証を取得する目的

まずは、食品の安全を証明するためです。ISO22000は、食品の安全を確保し、品質を保つことを最優先とする規格です。市場からの食品安全に関する要求が高まっており、事故や商品回収は企業に大きな費用とブランド価値の低下をもたらすリスクを伴います。

ISO22000認証は、これらのリスクを最小限に抑え、食品の安全性を証明するための効果的な手段です。次に、ルールを浸透させるためです。食品業界では、従業員への教育とトレーニングが非常に重要です。

ISO22000は、従業員の教育と内部監査に関する要求事項を含み、計画的な教育とスキルの確認を通じて、組織内での一貫性と食品安全を実現するためのルール設定をおこなっています。

ISO22000認証を取得するメリット

ISO22000認証を取得することには多くのメリットがあります。以下にその主なメリットを解説します。

食品の安全を確保

ISO22000は、組織が食品の安全性を確保し、品質を保つための強固な枠組みを構築・導入する手助けとなります。この認証を取得することで、組織は食品の安全性に対する真摯な取り組みを客観的に証明できるようになります。

これは、食品の安全性だけでなく品質に対する自主的な取り組みをおこなっていることを外部に示し、取引先や顧客からの信頼感を高めます。組織が食品の安全性に注力していることを証明できるため、競争優位性を築く手助けともなります。

取引先の拡大

多くの企業や取引先は、ISO22000認証を取得している組織を取引相手として選択する傾向があります。食品の安全性に関する関心が高まる現代において、顧客自身もISO22000認証の有無に敏感な場合があります。

ISO22000認証を持つことで、新たな取引先を獲得し、ビジネス機会を拡大できる可能性が高まります。

従業員の意識改革

ISO22000認証を取得するプロセスは、組織内での食品安全衛生に関する理念や目標を従業員に浸透させる機会として機能します。

従業員への教育と訓練が重要視され、組織の食品安全に対する意識改革や教育を通じた力量向上が期待されます。従業員の食品安全に対する高い意識とスキル向上は、食品安全リスクの低減に寄与します。また、組織全体での協力と一貫性を高め、食品安全への意識を強化します。

ISO22000認証を取得するために必要条件や申請方法

ISO22000認証を取得するために必要な条件と申請方法について説明します。

認証に必要な条件

まずは、マネジメントシステムの構築が必要です。ISO22000認証を取得するためには、組織内に食品安全を確保するマネジメントシステムを構築する必要があります。このシステムは、組織の食品製造や供給プロセスに関連するあらゆる側面をカバーし、ISO22000の要求事項に準拠するよう設計するものです。

次に、要求事項の遵守です。ISO22000には具体的な要求事項が含まれています。組織はこれらの要求事項を確実に遵守し、食品の安全性を担保するための手順を整備しなければなりません。

最後に、内部監査も必要です。組織は自己評価をおこない、内部監査を実施してマネジメントシステムの適切な実施と遵守を確保します。内部監査の結果に基づいて改善策を実行しましょう。

認証方法

まずは、認証機関の選定が必要です。ISO22000認証を取得するためには、信頼性のある認証機関を選定する必要があります。適切な認証機関を選ぶことが重要です。

次に、認証申請については、選んだ認証機関に対して正式な認証申請を提出します。申請書には組織の食品安全マネジメントシステムに関する情報や文書、内部監査の結果などが含まれます。

さらに、認証機関は申請書を審査し、実地審査を実施します。審査では、組織がISO22000の要求事項を満たしていることを確認します。合格すれば、ISO22000認証が授与されます。

ただし、ISO22000認証を取得したら終わりではありません。定期的な監査と認証の維持をおこなっていく必要があります。組織は食品安全マネジメントシステムを改善し、常に要求事項に適合するよう努力しましょう。

まとめ

ISO22000認証は、食品業界において食品の安全性と品質を確保し、組織がその取り組みを公的に認められるようにする重要なプロセスです。目的としては、食品の安全性を担保し、品質向上を図ることが挙げられます。

これにより、組織は食品安全に対する真摯な姿勢を示し、信頼性を高め、競争力を向上させるでしょう。ISO22000認証を取得するメリットは多岐にわたります。食品の安全性を証明し、取引先の拡大や新たな商機の獲得につなげることができます。

さらに、従業員の意識改革と教育による力量向上を促進し、食品安全リスクを低減します。ISO22000認証を取得する際は、組織内のプロセスと文書化に注力し、内部監査と監査の継続的な改善を通じて、食品の安全性と品質を確実に守り続けることが不可欠です。

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