ISO規格の種類について紹介
「ISO認証を取得したいけれど、いくつかある規格のうちどれを選ぶべきかわからない」と悩んでいませんか。ISO認証の取得にあたっては、目的に合った種類の規格のものを選ばないと思ったような効果を得ることは難しいです。そこで本記事では、ISO規格の種類について紹介していきます。
ISO認証を取得する理由
ISO認証取得の目的は多岐にわたり、主に社外的要因と社内的要因の両面から捉えることができます。まず、社外的な目的として挙げられるのは、商取引の成立や維持です。
近年では、ISO認証を取引先との必須条件として掲げる企業が増加しており、既存のビジネス関係を継続するために取得を検討する企業も多く見られます。
また、新規ビジネスの獲得においても、ISO認証が参入条件の一つとなっていることが多いです。これを取得することでビジネスチャンスの幅が広がり、事業の拡大にもつながります。つまり、ISO認証は企業が商取引の競争土俵に立つための有効なツールといえるでしょう。
一方で、ISO認証には社内的なメリットも存在します。ISO規格はPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを基盤としており、これを導入することで組織の経営活動を継続的に改善する体制が整いやすくなります。
このような仕組みによって、業務の質の向上や社員のモチベーションアップが期待でき、結果的に組織全体の成長へとつながるのです。こうした理由から、業務改善や内部体制の強化を目的にISO認証を取得する企業も少なくありません。
ISO規格の種類
ISO認証にはさまざまな規格があり、それぞれが異なるマネジメント分野に対応しています。ここでは代表的なISO規格ごとの認証取得に関する情報を整理します。
ISO9001
ISO9001は「品質マネジメントシステム(QMS)」に関する国際規格で、世界で最も取得数が多いISO規格です。製品やサービスの品質を継続的に改善し、顧客満足を向上させることを目的としており、業種を問わず幅広い組織に適用可能です。
ISO14001
ISO14001は「環境マネジメントシステム(EMS)」に関する規格です。企業の社会的責任が重視される中、環境負荷の低減を実現するツールとして注目されており、日本ではISO9001に次いで多くの企業が取得しています。
ISO27001
ISO27001は「情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)」に関する規格です。個人情報や機密情報の保護が重要視される現代において、セキュリティ管理体制の構築に有効です。国内独自のプライバシーマーク制度(Pマーク)もありますが、グローバルに展開する企業にはISO27001の方が適しているとされます。
ISO22000
ISO22000は「食品安全マネジメントシステム(FSMS)」の規格で、HACCPの義務化以降、食品関連業界においてその重要性が増しています。原材料の生産から運送、保管、飲食業まで、食品安全の全工程に関わる企業が取得対象となります。
ISO45001
最後に、ISO45001は「労働安全衛生マネジメントシステム(OSHMS)」に関する規格です。従業員が安心して働ける職場環境の構築を目的とし、労働災害の防止や健康管理の体制づくりに役立ちます。企業の責任ある経営の一環として取得が進んでいます。
ISO認証を取得するメリット・デメリット
ISO認証取得には、組織にとってさまざまなメリットとデメリットが存在します。
メリット
まず、外部的なメリットとして、ISO認証を取得することで組織のマネジメントシステムが国際的なISO規格に適合していることを証明できます。また、企業のホームページや名刺などにISO認証マークを記載することで、顧客や取引先へのアピール材料にもなります。
近年では、ISO認証取得を取引条件とする企業も増加しており、ビジネスの機会を広げる手段としても重要です。内部的なメリットとしては、ISO規格に基づいてマネジメントシステムを体系化することで、継続的な業務改善の仕組みが整います。
さらに、外部の審査機関による定期審査や内部監査を通じて、自社の運用上の問題点を把握可能です。これにより是正・改善を図ることができるため、より効果的な経営体制の構築につながります。
デメリット
一方で、デメリットも無視できません。まず、ISO認証を維持するためには、毎年の定期審査や3年ごとの再認証審査を受ける必要があり、これに伴う審査費用や社内対応の工数が企業の負担になります。
また、大きな懸念点として挙げられるのが、ISO活動の「形骸化」です。日々の業務に追われる中でISOの目的が見失われて形式的な対応に終始してしまうと、せっかくの仕組みが機能せず、トップマネジメントがISOの有効性に疑問を持つようになります。そして最終的には「ISO離れ」へと繋がってしまう可能性もあります。
まとめ
ISO認証は、企業が国際的なマネジメント基準を満たしていることを証明する手段であり、取引先との信頼関係構築や新規ビジネスの獲得に有効です。品質、環境、情報セキュリティ、食品安全、労働安全衛生など、目的に応じた多様な規格が存在し、業務改善や社内体制の強化にも貢献します。一方で、維持にはコストやリソースがかかる点、形骸化による効果の低下などのリスクもあるため、導入・運用には明確な目的意識と継続的な取り組みが重要です。
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引用元:https://activation-service.jp/iso/lp/
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問い合わせ | 電話・メールフォーム | 電話・メールフォーム | 電話・メールフォーム | 電話・メールフォーム | 電話・メールフォーム・Eメール |
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