ISOの維持審査・更新審査で見られるポイントを紹介

ISO(国際標準化機構)は、スイス・ジュネーブに本部を置き、世界中で様々な規格を策定している団体です。特にISOのマネジメントシステム認証は、一度取得すれば終わりではなく、定期的に適合性や有効性のチェックが行われます。本記事では、ISO9001やISO14001などの認証を継続的に維持する方法について詳しく解説します。
維持審査で見られるポイントとは
ISO認証を取得した後も、それで終わりというわけではありません。ISO規格では「継続的改善」が重視されており、PDCAサイクルを回しながらマネジメントシステムを運用することが求められます。そのため、認証取得後も第三者機関による定期的な審査を受ける必要があるのです。
これが「維持審査」と呼ばれるもので、認証後1年目以降、通常は年に1回から2回の頻度で実施されます。維持審査の目的は、マネジメントシステムが規格の要求事項に適合しているか、かつ有効に機能しているかを確認することです。
維持審査でチェックされる項目
維持審査では、登録審査時のように全ての項目を網羅的にチェックするわけではなく、マネジメントシステム運用上の重要な部分を中心に審査が行われます。一般的には全体の50%〜60%程度の項目が確認される形となり、部分的な審査であることが特徴です。
具体的には、組織の目的や目標の達成状況、苦情や問題発生時の対応状況、前回審査で指摘された不適合や改善点への対応、ISO登録証やロゴの適切な使用状況、環境関連法規制の順守状況、緊急事態対応の確認、内部監査結果とその対応状況などが主にチェックされます。なお、審査対象や組織の状況によって、確認される内容は多少異なる場合があり、不明な点は専門のコンサルタントに相談するのが安心です。
維持審査の具体的な流れ
維持審査の具体的な流れは、まずオープニングミーティングで審査の目的や進め方を共有した後、トップインタビューや各責任者へのヒアリング、現場視察、部署ごとのヒアリングを経て、最終的に総括およびクロージングミーティングで結果を確認します。この流れは1年目、2年目の維持審査とも大きく変わりません。
更新審査で見られるポイントとは
更新審査とは、ISO9001などのマネジメントシステム認証を取得してから3年ごとに実施される審査のことを指します。これは、取得後に3年間運用されてきたマネジメントシステムが、規格の要求事項に適合した状態を維持できているか、また有効に機能しているかを確認するための重要な審査です。
登録審査時には、マネジメントシステムが運用されてから約3か月間の状態を対象にチェックが行われますが、3年の運用を経ると新たな課題や改善点が顕在化するため、それらへの対応状況も更新審査では評価されます。組織が継続的にPDCAサイクルを回し、改善活動を積み重ねてきたかどうかが審査の大きなポイントとなります。
更新審査でチェックされる項目
更新審査では、登録審査と同様にマネジメントシステムの適用範囲全体が審査対象です。維持審査に比べると確認事項はさらに多く、PDCAサイクルの実施状況や継続的改善活動の成果も細かくチェックされます。
具体的には、組織の目的や目標の達成状況、前回審査で指摘された改善事項への対応状況、自社が定めたルールの運用状況、定期的な内部監査やマネジメントレビューの実施状況、計画的な改善活動の進捗やその継続的運用の確認などが審査されます。
また、ISO登録証やロゴマークの使用状況、環境法規制の順守状況、緊急事態発生時やテストの結果、内部監査の結果と対応状況なども対象です。これらの確認には、3年間の運用記録を準備しておく必要があります。
更新審査の流れ
更新審査の流れは、オープニングミーティングから始まり、トップインタビュー、各責任者へのヒアリング、現場視察、部署ごとのヒアリングを経て、最終的に審査の総括とクロージングミーティングで結果を確認する形です。
この流れは、登録審査時のプロセスと大きく変わらず、マネジメントシステム全体の適合性と有効性を網羅的に確認することが目的です。更新審査を通じて、組織は過去3年間の改善活動の成果を評価され、継続的な改善を行っていることを証明することになります。
更新審査の際に審査機関の変更はできるのか
ISOのマネジメントシステム認証では、登録審査を行った審査機関で維持審査や更新審査を受ける必要はなく、審査機関を変更することが可能です。ただし、審査機関によって得意分野や審査の厳密さ、外部コンサルタントの立ち会い可否などが異なります。
前回の審査に不満があった場合や、より適切な審査を希望する場合には、更新審査のタイミングで審査機関を見直すのも一つの方法です。
まとめ
SOのマネジメントシステム認証は、一度取得すれば終わりではなく、継続的に適合性と有効性を確認することが求められます。認証取得後は、年1〜2回の維持審査で運用上の重要な項目をチェックし、3年ごとの更新審査ではシステム全体の適合性やPDCAサイクルの実施状況、改善活動の成果まで詳しく確認されます。また、更新審査では審査機関を変更することも可能で、前回の審査に不満があった場合やより適切な審査を受けたい場合には見直す良いタイミングです。これにより、組織は継続的改善を実証し、ISO認証の信頼性を高めることができます。
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引用元:https://activation-service.jp/iso/lp/
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